AV女優所属のソープランド摘発は「いつもの感じ」じゃなかった!? 業界撲滅の恐れも…

ラテンクオーター

AV女優も所属する吉原ソープランドが摘発されたことで、同業者の萎縮傾向が見てとれる。ある人気店でも、先日まで売り文句にしていた「元AV女優在籍」という文言を削除した。同店のスタッフは「あんな有名店でやられるんだから、明日は我が身。売り上げが下がっても、目立たなくするしかない」と話す。

 売春防止法違反容疑で警視庁に逮捕されたのは有名店の「ラテンクオーター」の経営者、南雲豊作容疑者ら4人。ソープランドは風俗店の中で唯一、実質的に“本番”が行われている風俗であるが、表向き個室浴場の形をとり、風俗営業法で定められた業態でもグレーゾーン化している。そのため、過度な宣伝などをしていると警察が摘発することが過去にもあったが、前出スタッフは「今回は、いつもの“出る杭が打たれた”感じには見えない」という。

「いまAV女優の出演強要問題で、これまで曖昧だったAV業界への規制が始まると見られてますし、パチンコも釘の問題を入口にやられるという話。次は風俗ということでは……」(同)

 風俗ライターに聞いたところ、摘発された「ラテンクオーター」は女性の質が高く、おおよそ120分6万5,000円という高めの料金設定ながら、「経営者がAVプロダクションも運営し、元AV女優が本当に店で働いていた」という。

「でも、それはこれまでもずっとやってきたこと。いま摘発されるのは、別の力が働いているのでは……」と、こちらも別の店のスタッフ同様、当局の取り締まりが厳しくなっているという見方を示した。風俗業界に詳しい作家の影野臣直氏は「そもそも風営法の定義は曖昧で、摘発しようと思えばいつでもできる解釈になっている」という。

「風営法で定義されているソープランドは、公衆浴場の施設に個室を設け、異性の客に接触するものとなっていて、その接触がどの程度を指すのか判然としないもの。それこそ手をつないだって違法な接触と解釈することができるので、警察はいつでも店を摘発できるんです。ソープランドは男女の出会いの場を提供するという建前もあるので、AV女優在籍という宣伝は、売春を誘うという見方をされることもありえます」(同)

 影野氏は、警察がその摘発の手を厳しくしたのは、東京五輪・パラリンピックのための政策だと見ている。

「1985年に風営法が改正され、管轄に警察が加わり、店舗型の性風俗店は事実上、新規に出店するのが難しくなりました。新宿の歌舞伎町でも新たに病院や学校ができて、その周辺エリアには新規の風俗店はオープンできなくなっています。警察はそれこそ風俗店をゼロにしてしまいたいぐらいなので、現状では店がひっそりやるしかないのだと思います」(同)

 前出の風俗ライターは、「元AV女優」の看板を下げても、別の形で摘発例が出てくることを懸念する。

「店とソープ嬢の間に厳密な契約なんかありませんから、たとえば『借金を返すために渋々風俗の労働を強制させられた』なんて女性が出てきたら、この業種自体が撲滅されてもおかしくないんです。AV業界のように世間のバッシングがないだけまだマシなので、そのうちに対応策が必要かもしれません」

また、新たに都知事に就任した小池百合子氏が女性とあって、「風俗業界に理解はなさそうなので、今後さらに締め付けがきつくなるのでは」とライター。

「ラテンクオーター」は、過去7年間で10億円以上の売り上げがあったというが、これから市場規模が縮小傾向となれば、風俗業界の収益も今後は減っていくかもしれない。

【引用元:日刊サイゾー】

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