「ガッキーかわいい!」から「無理やりビジネス」まで 『逃げ恥』人気にあやかるテキトー記事乱発

今、ウェブメディアでPV数が稼げる話題と言えば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。本作に関連した記事が毎日のようにアップされています。しかし、それらの中にはドラマの趣旨からかけ離れたものもちらほら……。どんなネタをテーマにしても、サイトの性格や欲望がにじみ出てしまうもののようです。
ガッキーとにかくかわいい系

放送開始からしばらくして見られたのは、“ガッキーとにかくかわいい系”の記事でした。視聴率が好調であるのは、すべて出演者のおかげ、不調であるのも出演者のせいとしか書かない記事はこれまでもたくさんありましたが、初期はとにかくガッキーかわいいという記事を作るだけで読まれました。こうした記事は、とにかくツイッターで集めた「ガッキーかわいい!」という反射的につぶやいたワードを並べたり、ガッキーがセーラー服やチアリーダーなどのコスプレをするたびに、ひたすらかわいいかわいいと連呼するもので、スポーツ新聞からモテたい女性のためのサイトまで多くの媒体でみられました。

星野源嫉妬系

もうしばらくすると、「『視聴率がいいのは、ガッキーのおかげ』という記事では、他サイトと同じだぞ!」となったのか、「星野源はかっこよくもないのに、なんで人気なんだ?」という男性の嫉妬系の記事が見かけられるようになりました。中でも、よく読まれたものの中には「非イケメンなのに」というだけならまだしも、「才能もないのに」とまで書かれていて、ファンの新旧に問わず「そうだっけ?」と疑問を持たれていました。が、一部の男性ファンからは、「よくぞ言った!」と共感を得ていたようです。

星野源にはオチないぞ系

世の中には、星野源が童貞系のキャラを演じることに対して異を唱える人がいます。「aikoや二階堂ふみとの恋の噂もある」「ドラマで純粋な役を演じたからといって、そう簡単に星野源をいいと思うなんて、プライドが許さない」という女性は多く、「#星野源に屈しない会」などというハッシュタグまで存在します。そんな微妙な女性の声を集めた記事は、やはり女性の本音がつまったサイトにはちょくちょく見られました。

無理やりビジネスと繋げ系

ビジネス系のメディアは「逃げ恥」から無理やりビジネスに役立つ教訓を見つけてニュースにしています。「ガッキーは女性部下として最適」という内容の記事では、「みくりはパンツスーツが多くて、ボーイッシュでイノセント、そして女性らしさをこれみよがしに出さなから、同性異性問わず好かれるのでは」という趣旨のことが書かれていましたが、みくりの職業人としての良さはそんなところにあったのだろうかと疑問にも思えてきます。雇用主・平匡のみくりへの指示の出し方を参考にしようという記事もありましたが、そちらは無理矢理な感じはなく参考になりそうでした。

対立煽り系

視聴率が好調の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ)と「逃げ恥」、ガッキーと石原さとみを対立させるために、業界関係者の発言を装って対立を煽るだけの記事もちらほら見られます。また、視聴率が回を追うごとに差が開いていく「逃げ恥」と「校閲ガール」を比較することで、ガッキーと石原さとみのかわいさを比べるという記事もあります。その理由を語るのも、また架空(と思われる)の業界関係者。ガッキー演じるみくりは、かわいいままだけど、石原さとみ演じる河野悦子は強烈でかわいくないという意見。ドラマの良し悪しが「かわいいヒロインが出ているか否か」で決まると思っているライターへの需要が高いのでしょうか……。

「逃げ恥」も残りわずかとなってきました。多くのウェブメディアが今のうちにPVを! とこれまで以上に「逃げ恥」記事を量産することでしょう。どのように「逃げ恥」を切り取っているのかをみることで、そのメディアの姿勢が伺い知れるかもしれません。

【引用元:messy】

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