ウイルスを「潜入捜査」する警視庁オタク集団「ネルフ」

NERV

パソコンをカタカタ叩く眼鏡姿のオタク警察官が、世界を股にかける犯罪集団を追い詰める――。

アニメや映画が描いてきた世界に、ようやく現実が追いついてきた。

警視庁は11月7日、ネットバンキングの不正送金などのサイバー犯罪を防ぐ新たな対策を始めたが、その裏に、警視庁随一のオタク集団がいたという。

サイバー犯罪に詳しい全国紙社会部記者が話す。
「警視庁が始めたのは、国内外の犯罪ハッカー集団のウイルスに、警視庁が管理するパソコンをわざと感染させて、動作を監視する『潜入捜査』です。

感染したパソコンは、ハッカー集団が不正送金の指令を出したりウイルスをばらまいたりする『踏み台』に使われるため、監視すれば、逆にハッカー集団が何をしようとしているか、逐一、把握できます。

警視庁は今後、不正送金などの兆候を事前に把握し、ツイッターなどで事前警告をしていく予定です」

こんな複雑な作戦を可能にしたのが、警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の「ネットワーク捜査指導室」だ。

遠隔操作ウイルス事件で当初、誤認逮捕者を出したことなどの反省を踏まえて2014年に19人体制で発足したサイバー犯罪捜査の専門集団だ。

「室員はほとんどが専門職のコンピューター犯罪捜査官。民間のIT企業でシステムエンジニアなどをして中途入庁したような専門家ばかりです。

警視庁プロパーからも、やはりパソコンに詳しい捜査員が選ばれており、体育会系が主流の警視庁では異例のオタク集団といえます」(同前)

お堅い名前の部署だが、内部では正式名称で呼ばれることは少なく、もっぱら「NERV」(ネルフ)と呼ばれているという。

実はこれ、少年少女がロボットを操って謎の敵と戦う、一世を風靡したSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する超法規的措置も許された武装特務機関の名前なのだ。

「当初は捜査員が冗談で自称していたが、もはや警察庁幹部まで『ネルフはどうしている?』と聞くぐらい定着した。

英語の組織名も無理矢理、頭文字を『NERV』にした名称にしたらしく、『さすがオタク』としか言いようがない(笑)」(捜査関係者)

実際、「メガネ率が高く、見た目もオタクっぽいのが多い」(同前)という。

【引用元:週刊文春WEB】

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