オワコンではない!? 密かに再評価されているmixiの今

mixi 2016

「SNS疲れ」、「ソーシャル疲れ」といった言葉が広まって久しい。

Facebookなど実名を公表し、職場の人にまで個人が特定されているSNSでは、安易な投稿がトラブルの火種にならないとも限らない。そこまで大事にならないにしろ何かと気を使ってしまい、そんな億劫な思いをしてまでSNSを利用することに疑問を抱く人は少なくないだろう。

よりクローズドで少人数のサークル的なSNSや、ビジネスパーソンに特化するSNSなど、細分化が進み各SNSごとの特徴が色濃く出ている今、密かに再評価されているのがmixi(ミクシィ)である。

mixiは現在の10代にとっては「モンスト」などスマホゲームの会社という認識の方が強いかもしれないが、アラサーにとってはSNSの原体験ともいえるサービスだ。ゼロ年代後半、学生を中心に大流行したがTwitterやFacebookの台頭で利用者は減少、放置されたアカウントも増えていった。

◆マイミクは壊滅状態(?)でも、コミュニティは活況

しかし、現在mixiにログインしてみると、その実状は多くの人が抱くイメージとは、少々趣が異なる。たしかにmixi上の友達である「マイミク」は、ログイン情報や更新情報をみる限り死屍累々といった状態かもしれない。しかし、mixiのコミュニティに関しては今も活発に活動しているところが少なくない。それは、まるで過疎地域に新たに移り住んだ新住民と旧住民が共同でつくりあげた新たな地域コミュニティ文化のよう。

スポーツや音楽、コンパ系の飲み会といった定番のコミュニティのみならず、出産や子育てなどの“相談系コミュニティ”も盛んで、ライフステージに応じて利用者が移り変わりながら多くの人に活用されている。こうした交流や利用のされ方は他のSNSではイメージしにくい。匿名性を担保しつつ一定の信頼感を維持してきたmixi独自の文化が、強く反映されているのだろう。

かつてよりmixiは全盛期から地域別にコミュニティが作られることも多く、同好の士との気軽な交流と相性が良かったが、現在もミスチル縛り・アニソン縛りといった“縛りカラオケ”や、バイクのツーリングといった様々なオフ会やイベント周りの趣味コミュニティも賑わいを見せている。

◆「足あと」は復活していた

また、ユーザー同士の交流の糸口となっていた「足あと」機能は、ユーザーの強い希望もあって、3年ほど前に復活しており、全盛期に比べれば減ったにせよ、日記もコミュニティに付随する形で利用されている。

多くの人が「mixi離れ」をしていた中で、コアなユーザーを中心にコミュニティベースのSNSへとシフトしていたmixi。

一般論として社会人になってから新たな友人関係を築くことは容易ではない。日々仕事に追われ人間関係の広がりにくいアラサーとって、趣味や関心を同じくする仲間を気軽に探せるツールとして、mixiコミュニティは今後も十分活用できそうだ。

◆一度は「mixi離れ」した人のための再開手引き

久しくログインしていない人の中には、ログインパスワードを忘れてしまっている人も多いだろうが、現在もmixiからメールが届くアドレスがあるなど、登録時に使用したアドレスを特定できていれば、容易にパスワードの再発行の手続きに入れる。登録時のアドレスを忘れてしまった場合は、問い合わせフォームから問い合わせるほか、ニックネームと生年月日からの特定ができる場合もある

◆いまこそ覗こう ボクらの黒歴史

しかし、登録アドレスが特定できず、かつ、そのアドレスが現在使用できない場合、免許証のコピーを送るなど少々手間がかかる。なりすましなどの悪用を防ぐため、あくまで慎重に行っているようだ。ただ、本人確認は一人ひとり個別に対応しているとのことで、ログインできない場合まずは問い合わせをしてみるといいだろう。

ちなみに完全招待制だったmixiは2010年より登録制が導入され、Gmailなどフリーメールで新アカウントを取得することもできるようになっている。この際割り切って、かつてのマイミクと交流するのではなく、アカウントを作り直しまったく新しい交流の場として、mixiを活用するのもアリだろう。

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