“疲れやすい人”の食事の特徴…糖質制限、朝食を抜く、早食いなど…

御馳走

 たかが疲労、されど疲労。日頃から当たり前のように疲労を抱えすぎていると、つい放置しがちではないだろうか。

もしくは改善を試みるも改善されない人もいるだろう。疲労の正体に着目し、より効果の高い疲労回復法を紹介する。

◆日頃の食習慣がカラダに疲れをもたらしてしまう!?

 「脳疲労を取り除くには、食事内容や時間も重要」とは、医学博士の石川善樹氏。間違った食生活も疲労を招くという。そんな現代人の食生活に警鐘を鳴らすのは、管理栄養士の森由香子氏だ。

「慢性的な栄養不足、不規則な食事時間や悪しき食習慣により、脳やカラダの働きが弱くなり疲労感が残ります。例えば、多くの方が減量のために実践する糖質制限などは、脳に必要なブドウ糖が行き渡らなくなり、スタミナ不足の状態に陥りがちです」

 当たり前であるが、バランスの取れた食事が疲労回復には最適だ。

「厚労省が発表している食事摂取基準に沿った食事バランスが一番です。主食、主菜、副菜に組み合わせるのが重要です。例えば、糖質制限の別の問題点として、肉や脂質を摂りすぎてしまうと、コレステロール値が上昇します。ほかにも、同じものを毎日食べる方も栄養が偏って、別の疲労感を招きます。パフォーマンスを上げたいのなら、規則正しい食生活に勝るものはないのです」

 疲れやすい人の食事の特徴は、疲労感をもたらしてしまう。ついやっているような思い当たることはないだろうか?

「食事というのはきちんと体内バランスを保つために重要な行動と言っても過言ではないので、朝食抜きもオススメしません。内臓にある体内時計をリセットするためには朝食を食べることが必要です。さらに朝、昼、晩と決まった時間に食べることも大事。毎日バラバラになってしまうと体内リズムが崩れ、自律神経に影響をもたらし疲労の原因になります」

 朝食抜きや一日1食を提唱する識者もいるが、実はエビデンスがなく、栄養面でも疲労回復面でもやはり一日3食がベストだという。

「また、夜によく眠るためには朝食は重要。朝にタンパク質(肉、魚、卵など)を摂ると、日中、セロトニンがつくられ、夜にメラトニン睡眠を司るホルモン)に変わることで、寝つきが良くなるんです」

 脳のためにも睡眠のためにも、まずは当たり前の食生活を送るべきなのだ。さもないと……。

「疲れというのも病気の予兆の重要なサインですから、それを放置しておくと、40代後半を迎えたあたりに生活習慣病としてドッと出てくることもあるので気をつけましょう」

 食生活を甘く見るなかれ。

<疲れやすい人の食事の特徴>

・糖質制限をしている→体の倦怠感を招く
・毎日食事がワンパターン→栄養不足
・朝食を抜く→体内時計が狂う
・炭水化物の摂りすぎ→疲労解消物資が不足
・早食い→脳のエネルギー不足
・空腹時に甘いものを食べる→脳ストレス上昇
・空腹時間が長い→疲労感がたまる
・塩分の摂りすぎ→血圧上昇による疲労

【石川善樹氏】
予防医学研究者・医学博士ビジネスパーソン向けにヘルスケアの講演・執筆活動を行う。著書に『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント社)

【森 由香子氏】
管理栄養士。日本抗加齢医学会指導士。食事からアンチエイジングを提唱。著書に『疲れやすい人の食事は何が足りないのか』(青春新書)

【引用元:日刊SPA!】

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