SMAP解散で「キムタクをミリオン歌手に」大作戦/キムタク主演映画を「嵐の会社」が大宣伝のナゼ解散騒動の余波

木村拓哉

「2年後に後悔するよ」

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)は、SMAPのメンバーひとりひとりとの面談でそう話したという。解散騒動渦中、6月から7月にかけてのことだ。

大手出版社の編集者として、ジャニー氏と仕事上の付き合いがあった作家の小菅宏氏が語る。

「この発言を知ったとき、とても驚きました。ジャニーさんは、自分のプライドを曲げてまで、他人にものを頼む人ではない。45年前から何度もお会いしていますが、ジャニーさんが『すぐに』ではなく『2年後』と期限を切るような発言をするのを、私はこれまで聞いたことがありません」

ジャニー氏を弱気にさせたSMAPの解散騒動。12月31日の解散まで、もうわずかな時間しかない。事務所内ではすでに「解散後」に向けて動いている。

木村拓哉(43)は1月からのドラマ日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)、4月公開の映画『無限の住人』での主演が決まっている。

「この映画にジェイ・ストームがかかわっている。ジャニーさんの姪であるジュリー氏が社長を務める会社で、ストームは『嵐』の意味だ。これまでSMAP関連の仕事は、マネージャーの女性(退社)が役員を務めていたジェイ・ドリームがかかわっていた。今後は、事務所の後継者であるジュリー氏が木村くんを手がけることがはっきりした」(小菅氏)

分裂騒動でキムタクがただひとり事務所残留を貫いたからこその扱いだが、さらに彼をアーティストとして大成させようという計画が進んでいる。

「SMAPからミュージシャンとして唯一の『本格的ソロデビュー』となる。プロデューサーには『世界に一つだけの花』の槇原敬之の名前が挙がっている。SMAP独立を止めた『功労者』として、ミリオンヒットを目標に事務所は全力で支えていく」(芸能プロ関係者)

対照的に、独立を主張した一人、香取慎吾(39)は夕刊紙で「引退」が報じられた。

「正直なところ、一生働かなくてもいいくらいの貯金はあるはず。本人は『もう辞めてもいい』くらいの気持ちでいるのではないか。最近の彼を見ていると、以前のような生気がなくなっているのが気になる」(小菅氏)

来年9月の契約切れと同時に、全幅の信頼を置く元マネージャーのもとに走るとみる関係者もいる。

「女性マネージャーが来年新会社を立ち上げ、香取と草彅剛はそこに入ると聞いた。中居正広は一時独立派の中心人物のようにいわれたが、じつは2人ほど事務所と仲は悪くない。これまでどおり司会業をメインにやっていくのではないか。稲垣吾郎も事務所に残る」(別のプロダクション関係者)

小菅氏は「ジャニーさんはじつはSMAPが好きなのだと思う」と話す。

「彼には、50年間この仕事をやってきたというプライドがある。いま人気の嵐は、ジュリー氏に作らせたようなグループ。SMAPを、自分の仕事の集大成にしたいと考えていたと思います」

そのSMAPの解散で、ジャニーズ事務所はどう変わるのだろうか。ジャニー氏は現在85歳。姉の藤島メリー泰子副社長は12月25日に90歳を迎える。

以前ジャニーズ事務所の代表取締役はジャニー氏一人だったが、2年前にメリー氏とジュリー氏が代表取締役(副社長)に就任、副社長2人体制となっている。

「メリーさんが『女帝』なのは外向けの顔で、家族には母性を発揮する。娘のジュリー氏に、経営面での手法を相当伝授しているでしょう」(小菅氏)

将来やってくる「ジュリー政権」への地固めは着々と進んでいる。

(週刊FLASH 2016年11月29日、12月6日号)

【引用元:Smart FLASH】

■キムタク主演映画を「嵐の会社」が大宣伝のナゼ解散騒動の余波

失ったものはみんなみんな埋めてあげる――。代表曲「らいおんハート」でSMAPはそう歌い上げていた。だが、紅白出場が絶望的になったことからも、メンバー間の亀裂が埋め難いのは明らか。しかも、解散まで1カ月を切るなか「嵐の会社」が、なぜか木村拓哉(44)の主演映画をプッシュする、奇っ怪な現象が物議を醸しているのだ。

〈映画「無限の住人」超豪華キャスト出演決定!〉

テレビ局関係者を仰天させたのは、11月上旬に発表されたこの告知だった。

といっても、本作にキムタクが主演すること自体は、すでに8月からアナウンスされている。では一体、何が「怪現象」なのか。

「問題は、キムタクの映画の告知が“ジェイ・ストーム”のHPに掲載されたことです。テレビ業界の人間なら誰もが“えっ!?”と絶句するような事態です」

民放の制作スタッフも戸惑いを隠せない。

そもそも、「ジェイ・ストーム」は2001年にジャニーズ事務所が立ち上げたレコード会社である。社名の通り、当時はデビュー直後の嵐(=ストーム)を売り出すための専門レーベルだった。この「嵐の会社」の代表を務めるのは、メリー喜多川副社長の長女で、事務所ナンバー3の藤島ジュリー景子氏である。

「現在、ジェイ・ストームは嵐の他に、TOKIOやKAT-TUNといった人気グループのCDや映画の製作を手掛けています。ただ、SMAPはこの会社の所属ではありません」(同)

SMAPの映像事業は、05年に設立された「ジェイ・ドリーム」が担っている。同社を率いたのは、SMAPの育ての親である飯島三智女史だった。この2つの「ジェイ社」の関係こそが、前代未聞の「怪現象」の謎を解くカギとなる。

■J1とJ2

スポーツ紙の芸能デスクの解説によれば、

「共にジャニーズの関連会社ながら、2社は全くの別組織です。業界ではジェイ・ストームに所属するグループを“J1”、ジェイ・ドリーム側を“J2”と呼び、同じテレビ局でも異なる担当者をつけるのが常識だった。いわば“ジュリー派”と“飯島派”の別名です。J1とJ2のアイドルが基本的に共演しなかったのは、両派の熾烈な派閥争いの影響によるものでした」

そのため、今回の告知は「北朝鮮の映画を韓国が宣伝するようなもの」(同)で、ひと昔前なら絶対に考えられなかったという。

「ただ、解散騒動の責任を取って飯島さんがジャニーズを去ったことでジェイ・ドリームは目下、開店休業状態。この件をきっかけに、ジェイ・ストームに吸収されるのでは、とも囁かれている。また、告知したのがキムタクの映画という点も気になる。彼が最後まで“ジャニーズ残留”を訴えたのはご承知の通り。事務所からの覚えもめでたいので、解散後も全力で支えていくはずです。もっとも、他のメンバーには、“解散前からジュリー派に寝返った裏切り者”と映ったでしょう」(同)

さて、問題の告知についてジャニーズ事務所は、

「映画『無限の住人』をサポートするにあたりベストを尽くす為の体制」

と回答。それでは、なぜキムタクの主演作だけ取り上げるのか質すと、

「現在、SMAPメンバー出演映画で公開を控えている作品が、『無限の住人』のみである以外の理由はございません」

「怪現象」の背景にあるのも、やはりSMAP解散を巡るドタバタ劇だった。

「週刊新潮」2016年12月8日号 掲載

【引用元:デイリー新潮】

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