X JAPAN紅白出場の裏で元メンバー・TAIJIの死の真相究明に前進! 内縁の妻の訴えにサイパン当局が事件性を認め調査を約束

taiji x japan

今夜放送『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK)に出演する予定のX JAPAN。メンバーのYOSHIKIは自身のバンドだけでなく、松田聖子のピアノ伴奏でも出演する予定だが、香港でのトラブルのため予定のリハーサルに参加できず、本日夕方異例のリハを行ったことなどが話題となっている。

土壇場までバタバタするところは何ともX JAPANらしいが、そんなX JAPANといえば、今月29日にもう一つ大きなニュースがあった。5年前の7月にサイパンで客死した元メンバーのTAIJIに関するニュースである。

彼の死に関しては当初、「サイパンに向かう機上で暴行事件を起こし、着陸したサイパン国際空港で地元当局に逮捕。そして、拘置所内で首吊り自殺した」と報道されていた。しかし、拘留中や意識不明状態の時もTAIJIからメールが届いていたり、サイパン現地の病院や拘置所での対応に不可思議な点が多数あったことから、TAIJIの内縁の妻である赤塚友美さんはその死の真相究明を求め続けていた。

その願いがついに届いたというのだ。今月29日、TAIJIの公式サイトにはこのような文章が記されていた。

〈逝去から5年が経ち、この度正式に、在サイパン領事事務所と話し合いを持つ機会を得、TAIJIの死因が不可解、且つ、当時のサイパン諸機関の対応に疑問と問題があったと認識して頂くことができました事をご報告申し上げます。
これを受け、スタッフ一同この件に関して一定の判断がなされたものと考え、この件を在サイパン領事事務所及び外務省へ委ねさせていただく事にいたしました。〉
〈現状の中で、在サイパン領事事務所がひとつの事件として認識し、解決に向けて追求を進める意思を示していただけた事、大切な人の命の尊さを親身になって考えていただけた事が、司法の壁に阻まれ、限られた情報の中で追及を続けてきた私にとっては大きな進展と思っております。〉

これによって、今後、真相究明がされるのかどうかまだ楽観視はできないが、少なくとも一歩前進したことはたしかだろう。当サイトでは、この事態の前進に寄与した赤塚さんによる告発本『TAIJI 沢田泰司』(宝島社)を紹介したことがある。

今月23日放送『ミュージックステーション スーパーライブ2016』(テレビ朝日)でのパフォーマンスがそうであったように、今夜の歌唱でもおそらくHIDE、TAIJIへの言及があるはずだ。ここにその記事を再録するので、是非ともご一読いただきたい。
(編集部)

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先日行なわれた記者会見にて、2015年12月から20年ぶりとなる日本ツアーの開催、および、16年3月11日に『DAHLIA』以来これまた20年ぶりとなるニューアルバムの発売がアナウンスされ、にわかに注目度を増しているX JAPAN。

活動が不定期な大御所バンドの新たな展開にファンの心も高鳴るばかりだが、その一方、ファンの心につっかえていることがある。

11年7月にサイパンで謎の死を遂げた、元X JAPANのベーシスト、TAIJIのことだ。

彼の死因については当時、”自殺”という報道がなされていたのだが、その死には謎があまりにも多く、いまでも”他殺説”が絶えない。

TAIJIの内縁の妻であった赤塚友美さんが7月に出版した『TAIJI 沢田泰司』(宝島社)では、彼女自らTAIJIの死について調べた結果得られた疑念が記されており、話題となっている。

『TAIJI 沢田泰司』の話をする前に、まず、TAIJIの死について、テレビやスポーツ新聞などで既報の情報から簡単に整理しておこう。

11年7月11日、仕事のためTAIJIはマネージャーらとともにサイパンへ出発。その機内で暴行事件を起こし、着陸したサイパン国際空港で地元当局に逮捕。そして、拘留尋問を控えていた14日夜に拘置所内で首吊り自殺を図る。その後、地元医療機関の集中治療室で治療を受けるも、17日、帰らぬ人となった。

以上が彼の死に関しての概要であるが、まず、TAIJIは、なぜサイパンへと向かったのだろうか?そして、なぜ、機内で暴行など働いたのだろうか?そこには、当時TAIJIのマネージャーを務めていた女性と深く関わりがある。

TAIJIとマネージャー女史が出会ったのは09年11月。TAIJIのライブが終わったあとのロビーでのことであったという。「自分の夫はサイパン最大規模のリゾート施設を経営している。そこに二億円の音楽設備があるのだが、使い方が分からないから、仕事のパートナーにならないか」と話しかけられたのが最初だった。

長州力や藤波辰爾といったプロレス関係者や深田恭子といった「有名人との写真を見せて強力なコネがあるとアピールするので、信用してしまった」と赤塚氏は語る。

いずれはTAIJIと結婚して家庭に入ることを考えていた赤塚氏は、その女性にTAIJIのマネージャーを依頼。面倒を見てもらうことになるのだが、その後、二人に対するマネージャー女史の態度は豹変していく。〈とにかく人の悪口をいう人〉になっていき、そんな態度にTAIJIも〈嫌悪感を抱くようになった〉という。彼女のことを「話がコロコロ変わる」「自分のエゴだけで生きている」と評するようになった。

しかも、彼女は〈TAIJIをあちこちに引き回していたが、給料は一円も支払っていなかった〉という。

そんな状況であったことから、当然、マネージャー女史とTAIJIとの関係は悪化の一途をたどり、このサイパン行きの前にも大喧嘩。TAIJIは「これが最後、もう仕事をしない」と赤塚氏にマネージャー女史との関係の終わりを語っていたという。

TAIJIがサイパン行きの機内で暴行事件を起こした旨は先述したが、以上の話から予想できる通り、その諍いの相手は問題のマネージャー女史だった。

ただ、話はここから異様な展開を見せる。なんと、逮捕拘留中だった時期も、意識不明状態だった時期も、TAIJIから赤塚氏のもとにメールが届き続けていたのだというのだ。

その一連のメールはこのようなものだった。

〈プレゼント:クレジットカードで払った場所どこだっけ(中略)返金してください。他にもかなり使ってしまい訴えられたら犯罪になる〉
〈神様が来ます。振り込み頼むね。口座開いてください。他にもありましたらまとめて神様に電話して天罰が当たります僕たちは。電話して神様に謝りなさい頼むね〉
〈クレジットカード請求77万円でした。なんとも。。。ともみさんは逆切れ?〉

さらには、〈市川市の実家の住所調べてすぐ連絡ください〉とのメールから、15回にわたりTAIJIの実家の住所を教えるよう要求するメールが届いたという。

現在、このなりすましメールの件は、赤塚氏が神奈川県青葉警察署に告訴状を提出し、受理されているのだが、出頭要請がなされているマネージャー女史は、いまだ応じていないという。

これだけでも十分異常な事件だが、TAIJIの死に関して、もうひとつ大きな疑惑がある。それは、”拘置所内で何が起きていたのか”という問題だ。

彼が意識不明になったという一報を聞きつけ、赤塚氏とTAIJIの親族はサイパンへ急行。そこでTAIJIと対面を果たすのだが、首吊りと聞いていたのにも関わらず、首にそれらしき痕はなく、その代わり、顔は腫れ、口には粘着テープの跡のようなものがこびりつき、さらに、胸板には棒状の細長く赤い痣がついていたという。

その状況に納得のいかない親族は繰り返し説明を要求。しかし、主治医からは「病院に運ばれた時にはすでに脳死状態だった。ご親族が到着するのを待ちながら、精いっぱい延命治療を施した」と言われるばかりだった。

このことに対して疑念の晴れなかった赤塚氏はTAIJIの死のあと、サイパンの病院にカルテの開示を要求。しかし、カルテは紛失されており、見ることはかなわなかった(カルテの保存はアメリカの法律により義務付けられているので、これは法的責任の問われる過失)。さらに、開示請求した死亡報告書を確認すると、なんと、司法解剖も死後解剖も、何も行なわれていないことまで判明した。

加えて、自殺を食い止められなかった拘置所の責任を問うべく報告書を入手すると、北マリワナ諸島の拘置所では1時間に1回見回りを行なわなければいけないと法律で定められているはずなのにも関わらず、TAIJIの事故が、発生から2時間も発見されていなかったという事実まで判明した。

本当に自殺なのかどうかが極めて怪しいTAIJIの死だが、こういった関係機関の杜撰な体制により、真実は永遠に藪の中になってしまった。

このことに関して、赤塚氏が日本の警察に相談したところ、答えは「サイパン拘置所の不正事件の可能性が高いが、追及は難しいので事件を忘れて新たな道を歩んだ方があなたのためだと思います。まだ若いのだし、これから新たな出会いがあるのだから、この件に長い時間とお金を使うのはもったいない」というものであったという。

これがまだ海外旅行者の珍しかった昔に起きた事件というのならまだしも、2010年代に起きた事件なのだから、驚くほかない。

このようなサイパン当局とのやり取りに関し、赤塚氏はこのようにまとめている。

〈TAIJIさんの死から4年を経る中で目の当たりにしたのは、海外で起きた事件については見て見ぬふりをする日本の風潮とシステムでした。
日本には、海外で起きた事件に対処してくれる機関が存在せず、邦人の身に何か起きても、正当な扱いを受けられているかどうかチェックするシステムがないのです〉
〈拘置所内で首吊りはあり得るのか、どのように脳死判定されたのか、病院はどのようにしてカルテを紛失したのかーーひとりの日本国民の死に関する謎の数々を提示しても、在サイパン領事事務所は情報開示請求にすら手を貸してくれませんでした。ただひたすらサイパン当局側のするままにさせておくだけで、検視さえ求めてくれませんでした。これは疑問符をつけられるべき姿勢なのではないでしょうか〉

ひとりのロックミュージシャンが最期に残した”謎”の数々。生前、彼を愛したファンのためにも、それらが解き明かされる日がやってくることを願うばかりだ。
(新田 樹)

【引用元:LITERA】

■TAIJIの死、5年の年月を経て外務省が問題を認識

TAIJIの急逝から5年が経った2016年12月、彼の婚約者だった赤塚友美氏から「在サイパン領事事務所および外務省が、当時のサイパン諸機関の対応に問題があったと認識するに至った」との報告が入った。

2011年7月17日、いくつもの謎を残したままTAIJI(沢田泰司)はこの世を去った。逝去当時は報道も混乱していたが、いくつかの不自然さに違和感を覚えた人もおり、TAIJIを慕う多くの人々は真実が明らかになることを願っていた。

赤塚友美氏による調査・追求は5年間に及んだが、事実が積み上げられたことで、外務省が当時のTAIJIの死に関して問題点を認識するに至ったというのだ。真相の究明を通じて、彼女はTAIJIの件のみならず在外国邦人保護に関する日本の弱さも痛感し、改めて問題意識を持つようになったとも語っている。

今後においては、TAIJIの死に関する真相究明に関しては、在サイパン領事事務所および外務省に委ねるとし、ここをひとつの区切りとするという。一個人として活動できる「限界」を感じたその心情は、下記報告全文にて確認できる。

ご報告

サイパンでのTAIJI(沢田泰司)急逝事故に関して当初よりこれまで、関係各位、また世界各国ファンの皆さまから多くのご心配の声をいただいて参りました。

逝去から5年が経ち、この度正式に、在サイパン領事事務所と話し合いを持つ機会を得、TAIJIの死因が不可解、且つ、当時のサイパン諸機関の対応に疑問と問題があったと認識して頂くことができました事をご報告申し上げます。

これを受け、スタッフ一同この件に関して一定の判断がなされたものと考え、この件を在サイパン領事事務所及び外務省へ委ねさせていただく事にいたしました。
在サイパン領事事務所を直接訪問した赤塚友美からのご報告を掲載させて頂きます。

平成28年12月
TS GLASTON COMPANY

皆さまへ

2016年青葉の候、サイパンへ渡航し、祈りを捧げ、その後、在サイパン領事事務所を訪問して参りました。
TAIJI生誕50周年展示会イベント開催期間中、皆さまが笑顔で集う事ができるように、との思いから、事故に纏わる情報の公開を一定期間控えさせて頂いた為、ご報告が遅くなってしまいました。

現地、在サイパン領事事務所では、昨年出版させていただいた「TAIJI – 沢田泰司」を読んでいただいた上で、じっくりとお話しさせていただく事ができました。また、拙著、第一章の中でまとめた調査内容の詳細を、報告書や資料も提示しながら具体的にお伝えした所、早速CHC病院へ一緒に同行していただく運びとなりました。

今回の件は、沢田泰司個人の問題に留まらず、命ある全ての方々にかかわる重要な問題であるとの思いも含めて、真相の究明を続けて参りました。

死の真相を明らかにさせるためには検死されていなければなりませんでしたが、本件はそれが行われませんでした。それでもこれまで、少しでも多くの真実を明らかにしようとできる限りの手を尽くして参りましたが、今回の訪問を終えた事を一つの区切りとして、今後この件を在サイパン領事事務所及び外務省へ委ねさせていただく事にしましたことを、皆さまにお伝えしたいと思います。
死因究明制度や法医学を学び、調査・追求を重ねた結果、私個人として出来得る事の限界に達したと考えており、またそれを心身共に痛感しております。ご理解頂ければ幸いです。

現状の中で、在サイパン領事事務所がひとつの事件として認識し、解決に向けて追求を進める意思を示していただけた事、大切な人の命の尊さを親身になって考えていただけた事が、司法の壁に阻まれ、限られた情報の中で追及を続けてきた私にとっては大きな進展と思っております。

オンライン署名サイトにて集めさせていただいた、事件の再調査と真相を求めるご署名を頂いている事についてもお伝えし、20ヵ国以上の方々から届けていただいた沢山のメッセージをファイリングし、お渡しさせていただきました。
ご協力を頂いた皆さま、ありがとうございました。
拙著を手に取っていただいた皆さまから、お手紙やメールを沢山戴きました。お返事をすることこそ出来ていませんが、心の込められたメッセージにどれだけ励まされたか分かりません。

TAIJIさんの残した純粋なロックスピリットは今も生かされ、大切に引き継がれていることを深く感じています。彼を通して、学び、支えられ、新たな出会いがあり、こうして今も歩ませて頂いている事に、感謝の気持ちで一杯です。
全ての皆さまに改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

2016年12月
赤塚友美

【領事事務所へのコンタクトについて】

本件に関するご意見やご要望、メッセージなどを直接領事事務所にお送りする事はご遠慮ください。引き続き、TAIJI The Voiceless Truth:http://tamd.orgでは受け付けております。ご理解、ご協力をお願いいたします。

【引用元:BARKS】

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