小渕優子、疑惑の豪邸を建て替え 地元では今も“将来の総理候補”

小渕優子

次世代の自民党を担うのは誰か? この問いに対する答えは、ここ2年ほどで様変わりした。それまでは、若くして閣僚を歴任した小渕優子元経産相(42)が有力候補だったが、今やその期待を一手に引き受けているのは小泉進次郎代議士(35)。同じく「総理を親に持つ者」ながら、随分と差が開いてしまった。そして、彼女の「零落」を象徴するかのように、今、ある建物が建て替え真っ最中なのだ。

東京都北区王子の昔ながらの住宅街。築100年超の歴史を誇り、往時は夜な夜な故・小渕恵三元総理の番記者が駆け付けていた、900平方メートル近い土地に建つ木造2階建ての豪邸。ここで優子氏は育った。しかし現在、この家はシートで覆われている。改装中ゆえだ。振り返れば、ここは小渕家の権力の象徴であると同時に「疑惑の館」でもあった。

「2014年10月、『週刊新潮』が小渕優子さんのデタラメ政治資金について報じると、彼女に関するカネの問題が噴出しました」

 と、当時取材にあたった記者が振り返る。

「その中のひとつとして、王子の家も問題視された。優子さんが約9年にわたって理事を務めた財団に売却されていたものの、その後も彼女の母親が家賃も払わずに住み続けていたからです。この財団は、恵三さんの後援者が設立したものだったこともあり、利益供与にあたるのではないかと騒がれました」

■「こちらにいるのは…」

 近隣住民が回顧するには、

「庭には滑り台やお池があって、竹下登さんからもらったという鯉が泳いでいる立派なお宅でしたね。

利益供与疑惑が報じられる前日に、小渕さんのお母さんは引っ越していきました。あそこにいると、『元総理の妻』であることに気付かれ、嫌だったそうです」

 なお、6月29日から始まり、学生寮に生まれ変わる「旧小渕邸」の建て替えの設計は、新国立競技場のデザインを手掛ける隈研吾氏が担当している。いずれにせよ、小渕家の「遺構」は刷新されるわけだ。

しかし、これで彼女が背負った「負の遺産」までが清算されることにはもちろんならない。

「当時小渕さんは、舛添問題で悪評が蒸し返された『マムシの善三』こと元特捜検事の佐々木善三弁護士に任せて、結局、自身の口で疑惑について説得力のある説明をできなかった」(前出記者)

 つまり、彼女は一連の疑惑の本質的な問題点とは何だったのかを何ら答えておらず、悪印象をひきずったままなのだ。にも拘(かかわ)らず、

「先月の参院選で、小渕さんは同じ群馬選出の中曽根弘文さんの応援をしていたのですが、7月上旬の決起集会に姿を見せ、『こちらにいるのは将来の総理候補です』と持ち上げられると、嬉しそうに笑っていました」(後援者)

 中央政界での評価とは別に、小渕家のご令嬢は地元ではなおチヤホヤされているのだった。

 政治評論家の浅川博忠氏が忠告する。

「彼女が総理候補と持て囃(はや)されていたのは、お父さんの威光に過ぎません。本人の口から一連の疑惑についてしっかりとした説明をしない限り、総理の有資格者としての再浮上はない」

 生家兼疑惑の館の思い出を訊(き)くべく小渕氏の現自宅を訪ねたものの、灯りは点(つ)いているのに応答なし……。

 ニュー小渕優子への「建て替え(リフォーム)」は、まだ設計の緒にすらついていない。

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

【引用元:デイリー新潮】

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