【イスラム国日本人人質事件】「イスラム国」見えぬ動き…「交換期限」経過

イスラム国

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件は、ジャーナリストの後藤健二さん(47)とサジダ・リシャウィ死刑囚(ヨルダンで収監中)の交換期限から一夜明けた30日も、進展がない状況が続いた。

ヨルダン軍の報道官は同日、「政府は24時間体制で対応にあたっている。

進展があれば適切な時期に知らせる」との声明を発表した。

イスラム国が一方的に設定した期限は、29日の日没(日本時間29日深夜)だった。

交渉にあたるヨルダン政府は、同国パイロットのムアズ・カサースベ氏(26)の安否確認を求めたが、ヨルダン軍のアーメリ報道官は30日正午(同午後7時)頃、本紙に「何も得られていない」と語った。

カサースベ氏の解放を最優先するヨルダン政府に対し、イスラム国の要求は、後藤さんとリシャウィ死刑囚の「1対1」の身柄交換。

両者の主張は依然、食い違ったままで、後藤さんの扱いも宙に浮いた格好だ。

足踏み状態が続く中、英国に拠点を置くフリージャーナリストの支援団体は29日、後藤さんの解放を求める妻のメッセージを発表した。

メッセージで妻は、イスラム国から昨年12月2日に届いた脅迫メールで、夫の拘束を知ったことを明らかにした。

身代金2億ドルを要求する映像が1月20日に公開された後も、イスラム国との間で数回のメールのやりとりがあったという。

妻は「私は、これが私の夫にとって最後のチャンスになることを恐れています」とした上で、「ヨルダンと日本の両政府には、2人の命がかかっていることを理解してほしい」と訴えた。

カサースベ氏を巡っては、昨年12月、イスラム国に拘束される際の写真がインターネットに配信されたものの、生存を証明する映像や音声などは、その後、確認されていないとみられる。

ヨルダンでは、カサースベ氏が既に殺害されたのでは、との臆測も出始めている。

30日はアブドラ国王の誕生日で、例年であれば各地で祝賀イベントが行われるが、この日は自粛された模様だ。

【引用元:読売新聞】

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