ミュージックビデオに北朝鮮の金正恩が登場? マレーシアのアイドル何念茲(ミチヨ・ホー)が踏み切った「過激な戦略」と思わぬ反響

 Love You No More

マレーシアのアイドル何念茲(ミチヨ・ホー)さんによるミュージックビデオ。

Youtubeでは90万近くの再生を記録しています。激しいダンスのリズムの中、暴飲暴食をする独裁者らしき人物が描かれます。ミサイルや兵隊の行進がモチーフの映像も。

まるで「あの国」をディスる内容ですが、なぜ、こんな過激なビデオになったのでしょうか?

ミチヨさんに、その狙いを聞きました。

曲のタイトルは「女神 I don’t love you more」。

アイドル歌手のミチヨさんの「Michiyo Ho-何恋慈」というFacebookのページには15000人以上の「いいね」がついています。

ビデオは約5分。最初、鎖につながれた女性たちが、料理を持って登場します。

その間、制服姿の女性の行進シーンが挟み込まれ、「あの国」をイメージしていることが伝わってきます。

料理は軍服姿の太った独裁者風の男性の前に置かれます。髪形は独特な借り上げ。

独裁者風の男性は料理を手づかみで食べ散らかします。両脇には複雑な表情の兵士が立っています…

『Love You No More』MV(YouTube)

「女神 I don’t love you more」の作曲、作詞はマレーシアで「鬼材(日本語の「奇才」)」と呼ばれるNamewee(黄明志=ホワン・ミンジー)です。彼はラップ歌手としても有名です。

そして「女神 I don’t love you more」はラップのほかに、韓国で流行っている声を加工する「変声」(変音)音楽も取り入れています。

ミチヨさんによると、歌の主なテーマは「女性(女神)が自由を抱擁し、男性に束縛されてはいけない」。

歌は最初、韓国語で作ったこともあり、韓国の人を引きつけるために「北朝鮮」のイメージを取り入れたそうです。

「韓国のファンに興味を持ってもらいたくて…」とミチヨさん。

一方、ファンさんはこれまでも、マレーシアの国歌をアレンジしたり、宗教をネタにするなど、話題作手がけています。

今回の「北朝鮮」の過激な内容もその延長にあるのでは、という指摘も出ています。

ミュージックビデオの内容は過激的です。

ミチヨさんは「公開する前に批判されるのではないかという懸念はもちろんありました」と語ります。

「でも、私たちはミュージックビデオのイノベーションを大事にしています。そのため、公開に踏み切りました」

韓国語バージョンがリリースされた後、ネット上では「禁歌-A Banned Korean Song(韓国の禁止歌)」と評判になりました。
Youtubeでは、今も普通に見ることができます。

「ビデオ公開後も、とくに内容に関する抗議や意見は届いていません」とミチヨさん。
一方、意外なところでの突っ込みもありました。

韓国語バージョンの発音が「標準」ではなく、タイ語に近いという指摘でした。

「韓国語を勉強した時間は短かったため、仕方ないですが…将来的にまた歌う機会があれば、もっといい発音になれると思います」
Youtbueの中国版では多くのコメントがありました。

そのなかには、歌のリズムがよく、ミチヨさんの演技などを評価する意見がある一方、歌の内容とミュージックビデオの動画とは、あまり関係ないという意見も少なくありませんでした。

動画の政治的メッセージに関して、ホワンさん(黄明志)のベテランのファンと思われる人物が次のように解説しています。

・独裁者の暴飲暴食=汚職
・複雑な表情で見て見ぬふりの兵士=権威
・鎖につながれた女性=金銭と権力でもてあそぶ
・金正恩らしき人物とオバマ氏らしき人物の親密関係=権力の共謀

解説したファンは「政治で犠牲になるのは主に女性などの弱い立場の人々。

戦争などの映像は、かつて惨殺や暴力など戦争の犠牲になった女性たちを表現したのではないか」とまとめています。

今回のミュージックビデオ。
Youtube上で再生回数は跳ね上がりつつあり、ミチヨさんの海外進出の後押しになったことは確かなようです。

【引用元:withnews】

関連記事

コメントを残す

お問い合わせ | 運営者について