過熱した制汗剤スプレーが破裂 中学生が大やけどを負う-イギリス

過熱した制汗剤スプレーが破裂 中学生が大やけどを負う-イギリス

とにかく取り扱いや置き場所に注意を払わなければならない、高圧ガスを使用したエアゾールタイプのスプレー缶。

今の季節は特に消臭剤や制汗剤が大活躍であろうか。そんな中、ライターを手にしていた中学生の少年が…。

英ノッティンガムシャー州で先月19日、友人とともに林の中を流れる小川に出かけた中学生の少年がスプレー式制汗剤の引火事故で深刻な火傷を負った。

少年は同州アンダーウッド在住のカイル・ラウンド君(14)。

このほど父親のウェイン・ラウンドさんに伴われてメディアのインタビューに応じ、赤く焼けただれた腕の写真を公開しながらその危険性を語った。

大変な陽気であったその日、カイル君は友人から渡された“Sure”ブランドのスプレー式制汗剤を手にするも、あまりの熱さにうっかり地面に落としてしまう。

缶は破裂して漏れたガスは一瞬にして彼が持っていたライターの火を大きな炎へと変えた。

カイル君は炎に包まれて地面に倒れ込んだ後、水たまりを見つけるとそこに転がってやっと消火に成功した。

仲間はすぐに近くのパブに飛び込んで助けを求め、救急車が到着。

搬送先の「クィーンズ・メディカル・センター」にてカイル君は全身の11.8%に火傷を負ったことが確認された。

このほどやっと退院したカイル君だが、いったん重度のやけどを負うと皮膚のただれはそう簡単には引かない。

感染症の発症を防ぐバリアが形成されるまで軟膏塗布や洗浄が必要で、その表面にはただならぬ痒みと痛みが襲う。

もっとも重症であった腕においては、期待した治癒結果が得られなければ皮膚移植の可能性があるとも告げられた。

きれいな皮膚を取り戻すまでには4年を要し、2年間は直射日光を避けなければならないという。

眠る時が最も神経を使うというカイル君。うつ伏せはもちろん、顔の上にふと腕を乗せてしまうことも厳禁だそうだ。

「これからも週に最低1回の通院が続き、6時間ごとに鎮痛剤を服用しなくてはならず、午前3時にも眠っている息子を起こして薬を飲ませます」と母親のアリッサさんも辛そうだ。

父親のウェインさんは「スプレー缶を安全に使用するための基本的な知識が欠けているのはとても怖いこと。

制汗剤はスプレー缶よりスティックタイプが安全だと我が家は再確認した次第です。

またライターの火など、ちょっとしたいたずらで同じことが簡単に起きてしまうことを誰もが覚えておくべきでしょう。

それでも命を奪われなかっただけ息子は幸せです」と静かに警告した。

一般家庭においても、たとえばストーブを焚いている部屋でゴキブリを見つけ、スプレー式殺虫剤を噴霧して火災が発生した例もある。

ストーブ、コンロ、湯沸器など火気に近づけるのは危険であるほか、40℃以上になる場所での放置、そしてこのたびの例がそうであったように、強い衝撃は破裂とガス漏れにつながる危険がある。

また喫煙者がいて消臭スプレーを多用しているような家庭では、特に引火に注意が必要であるという。

【引用元:TechinsightJapan】

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